2012年1月19日木曜日

新曲「paper snow」

新しい曲を録音しました。

「paper snow」

歌、鍵盤、グロッケン:小嶋 佐和子
パーカッション、ポルトガルの水笛:トガゼン

です。

paper snow = 紙吹雪、のつもり。
紙吹雪のことは「confetti」というらしいですが。英語圏では。

去年行ったロートレック展で「Confetti」というタイトルの絵を観ました。
それまで劇場の「confetti」は石膏で作っていたんだけど紙に変わって軽くなった軽やかさが表現されている・・・とか、
そんな説明が書いてあったと思います。

「confettiって、、、コンペイトウ(のもとになる言葉)かな?」と言ったのはいっしょに絵を観た友人。
さすがの鋭さです。
辞書をひくと「キャンディ」という意味もちゃんとあるから、きっとキャンディを投げていた時代があるのでしょうね?

日本語は「紙吹雪」。その「雪」から、スノードームの中みたいな世界にもイメージが広がって、できた曲です。

少し前に、「ネットに音源載せるんだったらYouTubeがいいよ。動画がたいへんだったら静止画にすればいい」という
アドバイスをもらってなるほどそうかと思ったので、イラストをトガ氏に依頼しました。
どんなのができるんでしょう、楽しみです。


Mix作業を止めることがなかなかできなくて、ここに音源を載せた後もコーラスのリバーブの量が気になってまた直して・・・。
昨日は朝9時くらいから始めて、歌入れ直したり元に戻したり、気がついたら夜12時近く。
夫には「病気だね」と言われました。

もういいかげん止めて仕事をしなければなりません。

もともと、細部が気になりだすと止まらない気質です(完璧主義とは違う)。

かつて、ごはんも食べず話しかけられても上の空で、憑かれたように何時間もミックス作業をするエンジニアやミュージシャンを、別の星の生き物を見るような気持ちで見ていたものですが、まさか自分がソレになる日が来るとは!

コーラスを作るのがこんなにたいへんだとは知りませんでした。
「もうちょっとだけ、ふわっとしたかんじでー」とか、わがままばかり言って、その節はほんとうに・・・お世話になりました。

(2014/05/10 音源はこのブログには載らないので削除しました。Youtubeにアニメもどき動画あります 
http://youtu.be/jSB_xJlL0qY

2012年1月11日水曜日

善玉、悪玉、卑劣漢



フランスの知人から小包が届く。 


箱を開けると、ふわっとハーブのいい匂い。 

それぞれくるくると布で巻かれたソシソンが2つ。
ひとつには、エルブ・ド・プロバンスがびっしりとまぶしてある。 

他に、袋入りのブルターニュ産クレープとアルザス産プレッツェル。
それから、小さなピエール・ウグくんの宝物と思われるポケモン・カードが16枚! 

添えられた手紙に、ピエール・ウグくんが吹いたリコーダーのメロディ(9月13日の日記をご参照ください)は
「Le bon, la brute et le truand」という映画に出てくるものだと、書いてあった。 

昨年のクリスマスの頃、その曲をCDに焼いて彼らに送ったのだった。
子供たちの好きなジャガリコといっしょに。 

映画の邦題は「続・夕陽のガンマン」。
YouTubeで問題のピロピロピ~のメロディも聴くことができた。
あははは。これだったのねー。渋すぎるぞ、ピエール・ウグくん。 

クリント・イーストウッド監督の映画は大好きだけれど、マカロニ・ウィエスタンものは
たぶん観たことがない。観たとしても覚えていない。 

続・夕陽のガンマン、YouTubeで視聴して、笑ってしまった。おもしろそう。
舞台は日中あるいは夜で、夕日は出てこないらしい。
こんど観てみようと思う。

2012年1月1日日曜日

今年もよろしくお願いいたします。



あけましておめでとうございます。

2012年がみなさまにとって素晴らしい年になりますように!!!

年賀状のイラストをトガ氏に依頼したところ、
モチーフは当然というかんじで「おくんち」の「龍踊(じゃおどり)」。

「おくんち」とは長崎で10月に行われるお祭りで、
その素晴らしさについて何度もトガ氏から聞いているのだけど、
私はまだ一度も見たことがありません。

イラストの女の子が持っている金の玉は普段龍が持っているもので、
失った玉を取り戻そうとする龍と追いかけっこするのが「龍踊」なのだそうです。

龍踊、たいそうな迫力らしいです。
いつか見てみたいです。

2011年12月14日水曜日

ナデジュダ号


フランスで得た体重がなかなか元に戻らないので、最近は自転車をやめて歩くようにしている。
2時間くらいとか、歩く日もある。

昨日は大さん橋に日本丸みたいな帆船が停まっているのを見つけて大コーフン。
帆船はイルミネートされていて、赤、黄、緑、青、濃ピンク・・・数秒ごとに色が変わっていく。

吸い寄せられるように近くまで行ってみると、
船首からマストのてっぺんを通って船尾まで
ぐるりびっしりと張り巡らされた小さな三角の旗が
パタパタパタ、パタパタパタ、はためいていた。
ずっと聴いていたいような、いい音。

帆船はロシアの船でした。
ウラジオストクにある海洋国立大学のナデジュダ号、
12/15(木)まで停泊予定だそうです。

2011年5月26日木曜日

baguette angel (天使の棒)


アイスランド火山灰を避ける航路にて、少し飛行機遅れたけど無事に帰国しました。

フランスを発つ日、ギターを売るためトゥール市内の楽器屋CAP Musicへ。

「私のこと覚えてますか?このギター売りたいんだけど。」
「イェース。もちろん覚えてますよ。」

ギターを上下逆さまにしたり裏返したり、水平にして遠くから見たりして、隈なくチェックして査定するムッスュー店主。

「買取よりも交換の方がレートがいいんだけど、どう?他に欲しい楽器はない?ウクレレとか?」

レジの近くのスペースには、いろんな色やサイズのコンサルティーナやボタン式アコーディオンが高く積まれている。

「う、うーん、、、欲しい楽器はあるけどスーツケースがすでにいっぱいなんです。ウクレレはもう持ってるし・・・・・そうだ!小さいグロッケンはありますか?」

ムッスュー店主が出して来てくれたのは、Bergeraultというブランドのブルーのグロッケン。Bergeraultはアンドル=エ=ロワール県内のメーカーであるとのこと(トゥールはアンドル=エ=ロワール県の県庁所在地です)。今や鍵盤パーカッションのメーカーとしては世界有数であるとのこと。

試し叩きさせてもらい、グロッケンのバチのことはbaguette angel(天使の棒)って言うんだよ、というお話などを聞いていたそのとき、しばらく前から私のやりとりが終わるのを待っていたお客さんのおじいちゃんが、鞄から何やら取り出して見せてくれる。

二つの写真。ひとつは、野っ原で大がかりな創作楽器に囲まれてひとりアコーディオンを演奏する白髪紳士の写真。ヴァイオリンが4つ並んだ大きな箱が紳士の後ろに3台。ヴァイオリンのネック部分に、長さの違う金具のようなものが設置されている。アコーディオンを持つ紳士の前にはドラムセット。左手に木琴と鉄筋が2段になったもの。右手にオルガンに似た鍵盤楽器。この、ひとりオーケストラプレイヤー紳士こそ、Bergerault社の創始者ムッスューAlbert Bergeraultその人であった。Albert氏がアコーディオンを弾くとすべての楽器が連動して音を奏でるのだそうだ。

もうひとつは、お客さんおじいちゃん本人が演奏している写真。創作楽器はAlbert氏のよりはずいぶん小ぶりだけど、やはりドラムセットを前にしてアコーディオンを弾いている。お客さんおじいちゃんPaul Gilbert氏、御年84歳とのこと。今日修理に出すため持ってきた楽器(タンバリンくらいの大きさのスネアドラムに似た太鼓)も、Albert Bergerault氏に特注して作ってもらったんだそう。「この楽器を演奏できる者は世界でもなかなかおらんよ。ウォッホッホッホ。」携帯のカメラでいっしょに写真を撮ってもらった。

というわけで、ブルーのおもちゃグロッケンは日本へ運ばれることに。出発の電車の時間がせまっていたのであわてて梱包。ムッスュー店主のアドバイス通りに、鉄の鍵盤は全部外してひとつにまとめて、本体の木の枠は衣服にはさむようにして。

シックなブルーのおもちゃグロッケンcarillon(カリヨン)。早朝パリに行く時電車の中から見えた、鏡のように静かなロワールの川面を思い出させる、キーンと澄んだ音がします。

↓お世話になったトゥールの楽器屋さんCAP Music
http://www.capmusic.fr/

↓Bergerault USA
http://www.bergeraultusa.com/

2011年5月24日火曜日

HOHNERのギター


トゥールで買ったHOHNERのギター。背中の真中にも中華っぽい模様の線が一本入っている。

これから売りに行きます。

これまでいっしょにいてくれてありがとう。

ギャンゲットのお化け柳


みんながギャンゲットと呼んでいる、夏だけオープンするロワール川のほとりのカフェ。ギャンゲットの意味は・・・こんど調べます。

色とりどりのキャミソールドレス、仮設トイレのかんじとか、ちょっと葉山あたりの海の家のような雰囲気。

真中に屋根みたいにある大きな柳の木が、強い西日を遮り、風に吹かれてゆらゆら揺れる。夜は酔っぱらった若者たちでにぎやかになる。

Une Chanson Douce

友人カップルの家に夕食に呼ばれに行く。年の離れたカップル、陽庵(ヨーアン)と麗茶視亜(レティシア)。名前の漢字は私が作っためちゃくちゃ当て字である。自分の名前を日本語で書いてくれる?と外国人から頼まれるとき、カタカナよりも漢字を書いてあげた方が喜ばれる。そのときに、「麗」はとてもとても美しいことで、「亜」はモンゴルのような広大な土地を表し・・・とか占い師のようなことを言ってあげると、さらに喜ばれる。一昨年からの短い海外滞在で私が覚えたことといえば、そんなことくらい。

前に遊びに行ったとき、ジュ・テーム、ジュ・テーム・・・目を離した隙に何回も、1時間のうちにも何回もほんとうに言い合っていた、あの熱々さはもうないみたいだけど、相変わらず仲の良いふたり。アンリ・サルヴァドールの曲の発音をレティシアに教えてもらったときからずっとかかりっぱなしだったアルバムの「Une Chanson Douce」という曲が流れて、この曲は子守唄で子供はこの歌を歌うところっと寝てしまうんだ、と目を潤ませるヨーアン。窓の外にはほんのりピンク色が残る夕焼け空が見えて、カモメがときどき鳴いた。カモメは同じトゥール市内にあるトガゼンの家の方では見ないのだけど、北側のロワール川か南側のシエール川、どちらかからやって来るらしい。

2011年5月19日木曜日

まぶしい。

マクドナルドには毎朝9時頃来るのが日課になっている。今朝は夢見が悪くなかなか起きれなかったのでかなり遅刻。年金生活者らしき常連さんのおじいちゃん達。今日も来ている。私の席からは見えないけど、今日は4人、かな。店内に響きわたる話し声。とてもゆっくりしゃべるので、すこーしだけ聞き取れる。知り合いの噂話をしているみたい。あんなに仲良しそうなのにvous(丁寧な2人称「あなた」)でしゃべってる。「今日は何をしようかな。あなたは何をするの?」あ、口笛吹き始めた。上手だなあ。

ここ数日夏のようなお天気が続いていたが、今日は特に暑い。パソコンの画面から店の外に目を移すと、まぶしくて目がチカチカする。女の子もおばさんもおばあちゃんも、キャミソール率非常に高し。ボンッとした胸の谷間をつい目が追ってしまう。まぶしい。

2011年5月16日月曜日

l'echo de la cuisine

知人宅で演奏するため、ダイニングキッチンで家庭内リハ。帰国後のライブでやる曲のアレンジ打ち合わせをしつつ。この部屋の鳴りが好きだ。絶妙の量と長さのリバーブがかかる。床はタイル貼り。流しやコンロのある壁一面の一部にも別のタイル。他の壁はたぶん木とコンクリート。天井に通気口と思われる穴が開いていて、どうやらアパートの屋根の上の煙突とつながっているらしく、雨が降ると雨だれの音がボワ~ンと反響して聞こえる。雨が降り出すときはまず通気口から聞こえる音でそれとわかる。煙突の上に鳩が止まると、鳴き声がボッホーボッホーとこれもまた通気口から響いてくる。