2016年2月1日月曜日

歌を作って歌うということ


マユルカさんの「幸福の花びら」と石塚明由子さんの「Hello my sister」。

どちらも最近リリースされたニューアルバム。
ずっと気になっていたのでしたが、ようやく先週入手して、ここ数日聴いています。

私と同じ、自作の歌をギターを弾いて歌うというスタイル(最近のわたしはカヴァーが増えてきておりますが)。
ライブハウスやカフェ、それほど大きくない循環の中で活動しておられること。
そして、多少ずれはあるけど近い世代(ですよね?)。女性。

地に足しっかりつけて、ひとり、淡々と静かに、より美しいものへ向かっておられる(ように私には見える)お二人の強さ、そして、音楽以外のアートや言葉への感性の鋭さも、尊敬しています。

サウンド的には少しタイプが違うけれど完成度の高いお二人の新作を聴いて・・・
歌を作ること、小さな循環の中で演奏活動をすること、が、世の中においてどういう存在なのか。理由?役割?が、ぼんやりとした形になって現れたのが見えた気がします。自分がこれまでやってきた音楽についても。世界との関わり方のヒントみたいなものも。

マユルカさんの歌も明由子さんの歌も(たぶん私の歌も)、至近距離で聴いてこそ醍醐味が味わえる種類の音楽。ライブに来るとすっご~~くいいことありますよ!って言いたいんだけど、いつもうまく言えない。のですが今日、もしかしたらもっとうまく伝えられるかもしれない小さなアイディア、というか、夢がひとつ、思い浮かびました。

夢はね、どんどん浮かぶのですが、日々は目まぐるしく滝のように過ぎて行きます。


ぜんぜん話は変わりますが、NHK朝ドラ「あさが来た」を毎日楽しみに見ています。

主人公あさのモデルとなった広岡浅子。何気なくWikipediaで調べてみたところ、あら、誕生日がおんなじ!郷ひろみ以外の、同じ誕生日有名人ネタが増えてうれしいです。出来すぎくんな新次郎さんが実は女中を妾にして何人も子供を作ったことも、ついでに知ってしまったのでしたが。

生年月日を足していく数字の占い、何て言うんでしたっけ?あの占いによりますと、私はどこからどう見ても女社長の相なのだそうで。これまた大尊敬するシンガーソングライター持田裕子さんが、亡くなる少し前に病室でその占いをやってくれて、言ってたのを思い出しました。

日々は滝のように過ぎていくのですが、音楽については、頂いた演奏の場はひとつひとつ精一杯。少しでも良い音をお届けできるように、楽しんでもらえるように。

マユルカさんと明由子さんのCDには、励まされます。

2016年1月15日金曜日

KOIWAZURAITRIO


良い音楽をキャッチするアンテナの感度の良さ、純度、探求心。

ライブに行くといつもたくさん刺激をもらえる、ナイスガイ二人組ユニット、コイワズライ

片割れの三宅さんが、地元倉敷に住まいを移されるそうです。

門出記念の演奏会は、トガゼンも参入してのコイワズライトリオ。

ウッフコック号もはなむけの演奏を贈りたく、ベイブリッジをくぐって駆けつけます。ボー、ボー(←汽笛の音)。

会場の原宿La fée Délice(ラ・フェデリース)は、ブルターニュ地方のクレープ、ガレットが食べられるカフェです。
蔦に覆われた窓、赤い壁と窓枠。
モンマルトルの丘へ登る坂道の途中にありそうな、パリの古いカフェのような雰囲気。気持ち上がります。

ライブの日のお料理は、イベント用の軽いものになるそうですが、元絵描きのシェフがこの日のためのライブメニューを考えてくださっているとのこと。

こちらからのフォームからご予約ください→

2/4(木) 
原宿La Fee Delice(ラフェデリース)
Open/18:00 
Charge ¥2,000(前)¥2,500(当)1D込 
出演:
コイワズライトリオ
ウッフコック号
照井勇一郎

2016年1月2日土曜日

今年もよろしくお願いいたします♪

2016年、始まりました。

昨日の元日は本を読んだりして静かに過ごしました。

夕方、散歩。港の見える丘公園からベイブリッジを展望。

どうやら、高速教習では、あそこを走るらしいです。ひぃぃ。
このあいだホンモノの車に初めて乗ったばかりなので、まだまだ先の話ですが。

ライブがいくつか決まっています。

2月4日(木)
at 原宿 la fée delice
ウッフコック号が出航します。

3月5日(土)
at 大阪 ondo
写真家yayoiさんの個展で演奏します。

3月22日(火)
小嶋佐和子×佐々木真里 DUO LIVE
at フクモリ馬喰町店
佐々木真里 さんとの初共演です。

どのライブもそれぞれ、楽しみです。
思い切りやりたい。
新しい世界が広がる予感がしています。

うれしい出会いを少しでもたくさん受け止めて味わいたい、取りこぼしたくないから、
自分を余計なモノで詰まらせない、詰まったら詰まりはスグ取ルべし。

横浜港の夕暮れの空や海やカモメやらを眺めながら、ぼんやりと。今年の目標?みたいな。

皆様にとっても良い年となりますよう♪

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


2015年12月30日水曜日

せたがやくしもうまいちのじゅうはちのきゅう

酒と泪と音と皿〜トガトゥール感謝祭 at ニューさがみや、終わりました。ご来場ありがとうございました。

3回目(リトルコさんの時のプチお土産も入れると4回目)トガトゥール、ともかくも、やりきりました。

感謝するお祭りのはずが、もらってばかりの夜でした。

音楽というのは、人との出会いというのは、まっこと面白いです。

そして、またしてもうどんを食べそびれました。
すでにニューさがみやさんのうどんが恋しいです。

三宅さん、ワイドで撮ってくださったのかしら。うれしい4ショット。

by ひろたえみさん。えみさんは書家でもあられます。

トガトゥールお品書き


久米さんから頂いたお題は「梅干し」。
梅肉に見える?のはトマトのコンフィ。

砂肝のコンフィ入りサラダ

ひろたえみさんからのお題は「りんご」でした。
鶏肉のオージュ谷風。
皮の赤がきれいに出る紅玉で。

最後にお出ししたリエット。
桑原典子さんの鉢で。
写真には写ってないですが、鉢の側面は茶色です。美しいです。

お土産の柚子のプチマドレーヌ。これだけ佐和子作。

私のopening act:
夢で食べましょう(うどんの歌)
みしなる
港が見える丘
火の山の子守歌(with ひろたえみvo.)
バカ女(with ひろたえみvo.)
Il pleut sur la grenuille -カエルの上に雨が降る-(with 久米貴alto sax)

久米さんのサックス、ホーミーみたいな不思議な音色、独特の演奏スタイル。
どうなってるのかよくわからないのけど惹きこまれるのは歌とおんなじ。

ウップコフ号は、ひろたえみさんがこの日のために書き下ろしてくださった詩の朗読も交えた構成でした。

「せたがやくしもうまいちのじゅうはちのきゅう」のこだまに、じーん。

速めの曲"ワレニ~カ~エレ~"のとき、かなり変則っぽいリズムの曲なのに、久米さんの右手とトガゼンの叩きのシンコペーションがあまりにもびしっと合うので笑ってしまいました。さすがは、久米おたくトガゼンです。


音楽も料理も飲食業も、体力が命ですね。

みなさま、cough(コフ、咳)が出ないよう風邪にはお気をつけて、よい年をお迎えください。


2015年12月26日土曜日

トガトゥール感謝祭、もうすぐです。

酒と泪と音と皿、もうすぐです。
仕込みの都合上、立ち見立食席のご予約を本日12/26(土)17:00で締め切らせて頂きます。
締め切りました。ご予約ありがとうございました!

ご予約くださった方、お会いできるのを楽しみにお待ちしております。

2015年12月24日木曜日

Hodie Christus natus est


熱心でないクリスチャンの私も毎年一回これだけは必ず来ていた雙葉の講堂で行われるクリスマスミサ。
今年初めて、聖歌隊に参加しました。

お見かけしたところ、70代の紳士ご婦人中心の聖歌隊。
あちらにもこちらにも父が母が、な感じ。萩弁はしゃべっちゃあないけどね。

明日は、聖堂で歌います。
カトリック山手教会。11:30~のミサです。

2015年12月19日土曜日

梅うどん


梅ケ丘クレイジーキャッツ。気がつけば6年ぶり?そして初めてのクリスマス会参加☆彡 

たくさんの星と宇宙人と共に私も3曲歌いました。

うどんの歌、Hodie Christus natus est、ラ・ポワール。

Hodie...は、今年初めて参加している山手カトリック教会のクリスマス聖歌隊で練習しているグレゴリオ聖歌。


うどんの歌のとき、梅まつりの梅うどんの話をしたら、ものすごく食べたくなり、パソコン内を画像検索。
コレです。


羽根木公園の梅まつり期間中に、屋台で販売されます。
麺の中に梅が練りこんであります。こんぶ出汁の効いたおつゆです。

梅うどん効果か、演奏が終わった後幾人かの方が声をかけてくださり、楽しくお話ししました。

梅うどんの前に、煮込みうどんです。
12/29(火)酒と泪と音と皿〜トガトゥール感謝祭 at ニューさがみや
立ち見立食席でしたらまだございます。

2015年11月28日土曜日

酒と泪と音と皿〜トガトゥール感謝祭 at ニューさがみや


座り席満席となりましたのでご予約締め切らせて頂きます(2015/12/05)。
立ち見立食でもいいよ〜という方、引き続きご予約お待ちしております。
仕込みの都合上、立見立食席のご予約を12/26(土)17:00までとさせて頂きます。 立見立食席も締め切らせて頂きます。ご予約ありがとうございました!(2015/12/26)
手打ちうどんのお店ニューさがみやさんと開店準備中フランス惣菜トガトゥールとのコラボレーション企画ライブ、第二弾です。

ゲストミュージシャンとして、私のCD「貝のふた」に収録させて頂いた楽曲「みしなる」の作詞者:ひろたえみさんと作曲者:久米貴さんをお招きいたします。

私はソロでopening actを担当。

トガゼンは、シェフとしての仕事が落ち着いた頃、スペシャルユニット「ウップコフ(うっぷ、cough=咳)号」に乗り組みます。

久米さんはギターではなくキーボードで歌われるとのこと。そしてアルトサックスを初めて聴けるのが、楽しみです。
うどんは、煮込みうどんです。あったまりますね。

年末の慌ただしさからしばし離れて、ほっと一息、美味し楽しい音空間を共にできたら幸せです。

お席の数が少ないですので、ぜひお早目にご予約ください。
お待ちしています。

酒と泪と音と皿〜トガトゥール感謝祭 at ニューさがみや
12月29日(火) Open: 18:00(ライブ前にうどんをお出しいたします。)
Live start: 19:00 場所:ニューさがみや世田谷区下馬1-18-9) 
出演: 小嶋佐和子(guitar, vocal) ウップコフ号 - 久米貴(keyboards, alto sax, vocal) / ひろたえみ(vocal)/ トガゼン(percussion) チャージ:3,500円(ミニ煮込みうどん、トガトゥールフランス惣菜、ワンドリンク付) 定員13名様ご予約制(+立ち見立食席7名様まで)
満席となりました(2015/12/05)。
こちらのフォームからご予約ください→

2015年11月13日金曜日

ご来場ありがとうございました。

フランスで4週間クラスメートだったユウリちゃんもいっしょに。

nest vol.2 ライブ with matsumonica @リトルコ、雨の中ご来場ありがとうございました。

マツモニカさんとの初共演。

異質なもの同士のぶつかり合いから生じる新しい世界がよかった、的なお言葉を、お客様から頂きました。

MCはこれまでの私のライブの中でいちばん面白かったんじゃない?との声も。
ツンツンと、それはもう、清々しくとんがっておられるマツモニカさん。当たって砕けて壊れる面白さを知りました。

それは、リトルコという特別な空間と、あたたかいお客様のおかげ。

至近距離で届くマツモニカさんの生音からは、長年音楽に身を捧げて来た音楽家の深みと凄みを感じ、圧倒されるのでしたが、特に惹かれるのは音色。小学生が川面に向かって歌うたってるみたいなじーんとくる響きを、東輝美さんとのライブ、そして、もにじんさんのCDからも感じて、ああ、いいなあと、思ったのでした。ハーモニカという楽器の特性だけではない気がします。日々愛聴しているトゥーツ・シールマンスには、そういうことは思わないので。

私にはとても良い経験になりました。

もっと自分とは違うタイプの、もっと距離のあるミュージシャンとも、当たって砕けて壊れてみたい、という気持ちにもなれました。

最近、小さなカフェなどで演奏するときの恒例になっている、店主さんからのリクエスト承りコーナー!曲は「ワンノートサンバ」でした。20年くらい前にブラジルを旅行したとき買ってきたTom Jobimのソングブックを引っ張り出してきて、猛練習しました。ジョビンの中でもかわいくて好きな曲です。初めてギターのハーモニーと対峙。やはり、とてつもなく美しくチャーミングな音楽だなあ。演奏中はマツモニカさんの生徒になったような気持ちで、味わいました。

そして、十条再上陸を記念して、十条在住の鬼才ソングライター久米貴さんの曲を、今年もカヴァーしました。
(久米貴さんは私のCD「貝のふた」に収録させていただいた「みしなる」の作曲者です。)

「バカ女」

この曲は、ぜひカラオケに載ってほしい。

バカの「B」の破裂音に救われる女性は少なくないでしょう。

カラオケは10年に一回くらいしか行かないですが、最初に歌うのは山口百恵「プレイバックパート2」です。

「バカ女」があったら、その次に、間違いなく歌うと思います。

photo by 画家の黒木さん

photo by 店主むつこちゃん あたたかい鳥の巣の様子が確認できてほっとしました。 
トガトゥールのお土産のプチフールサレ、おつまみパイ、です。
トマトのコンフィ、タプナード、チョリソーの3種類

2015年11月7日土曜日

西荻へ


マツモニカさんとリハのため西荻へ。早めに到着して母校へ潜入。卒業以来初めて。在学中の私はレーモンド建築のありがたさがわかってなかった。し、ほとんどアパートと吉祥寺のジャズクラブSometimeまたは他大学のジャズ研との往復で、もったいないことでした。

建物も、大きなヒマラヤ杉も、森の歴史を感じる他の豊かな緑も、建物と建物をつなぐ石畳の小道も、水色の掲示板も、こんなに美しかったのかあーーーーと今頃気がついた、アホです。

プラタナスが金色の季節に来れてよかった。

私がいたときにはなかった新しい建物の中にある学食で、きつねうどんを食べました。
午後3時前の閑散とした学食。私の後からもう一人、お昼を食べ損ねたらしき学生さんが入ってこられ。「もうこの時間だからコロッケもってっていいよ~」の食堂のおばちゃんのサービスをきっかけに、よかったらいっしょに食べませんか?とお誘いしてしまい、お話しながら食べました。楽しかった!

マツモニカさんとのリハは、たっぷりみっちり4時間くらい。譜面の書き方について、百戦錬磨のプロならではのアドバイスをたくさん頂き、たいへん勉強になりました。

小嶋佐和子ライブ with マツモニカ @リトルコ、明日です。