2012年2月18日土曜日

ぼくはロックで大人になった

トガ母が送ってくれたNHKの番組「『ぼくはロックで大人になった』 ~忌野清志郎が描いた500枚の絵画」を観る。

録画してあるよ、という話はずいぶん前から聞いていて、楽しみにしていた。私はテレビ番組をDVDに焼いたことがないので知らなかったのだけれど、コードの入力とかいろいろたいへんなんですね。送ってもらったDVDが見れなくて何度か郵送のやりとりがあって、結局VHSヴィデオで送ってもらった。ヴィデオプレイヤー、捨てないでおいてよかった。

トガゼンといっしょに観たのでトガゼンの副音声解説付き。「この曲は○○というアルバムのA面に入っていて、ドラムは△△で・・・」。おおむねスイッチオフして、ときどきオンに戻して解説してもらいながら、鑑賞した。

清志郎さんが音楽評論家らしき人のインタビューに答えているときのしゃべり方が、アポスポット51(昔わたしが働いていたピアノパブ)のマスターのしゃべり方によく似ていた。多摩弁?国立北口弁?

少しの間バイトしていたロージナ茶房や、懐かしい邪宗門の70年代の写真が映った。ああ、国立。

清志郎さんが高校のときに書いたという自作曲の譜面が、すごくきっちりと丁寧に書かれているのが意外だった。いっしょに演る人はやりやすかっただろうと思う。

後半、Love Me Tenderが流れた。やりきれないような、えぐられるような気持ち。原子力は恐ろしい。はい、ほんとうにそうでした。なんとなく怖いとは思っていたけど、突き詰めなかった。響けなかった。清志郎さんはこんなにも発信していたんだな。高度経済成長期に。


RCサクセションの曲は、高校時代、Rちゃんが作ってくれたテープで聴いていた。なので、私の中でRCの音楽は高校生の頃の記憶や気持ち、Rちゃんと過ごした時間と共にある。

気弱な優等生だった私と違い、高校時代いろいろと破天荒だったRちゃんからは、今もときどき破天荒な近況が届く。最新のやつも、えーーーっ!あいかわらず激しいなあ~もう、というものであったのだが。作品ぶち楽しみにしとるからね。

トガゼンの一部はキヨシロウで出来ている。幾人かの友人、これまで出会ったミュージシャンやミュージシャンでない人の多くの一部も、キヨシロウで出来ている。私も含めて。そのことがわかるような気持ちになる番組だった。

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