2011年1月8日土曜日

3匹の子豚

昨年末、トガゼンが修行中のトレトゥール(お惣菜屋さん)「Aux Trois Petits Cochons」に行きました。

aux trois petits cochons = 3匹の子豚

写真を撮っている私の後ろには、幾種類ものパテ、テリーヌやリエットがあり、右手がシャルクティエ(お肉屋さん)コーナーです。左手にはワインやチーズが棚いっぱいに並べられています。あとはパン屋さんで焼きたてバゲットを手に入れれば、素敵な食事を楽しむことができるというわけです。

クリスマスやお正月は家族と家でゆっくり過ごすというフランス人。トレトゥールは1年中で最も忙しくなるのだそうです。私が買い物をしている間も、地元の方らしきお客さんが次々にやってきて、その度マダムは、ペーチャクチャクチャクチャと賑やかに接客されていました。

祝日12月25日も大忙しだったみたいですが、仕事の後、マダムがお店のクリスマス料理をトガゼンに持たせてくださいました。シャポンと栗の煮込み、フォアグラ、ブーダン・ブラン(トリュフなどのキノコが入った白いソーセージ)。煮込みは家庭的な温かい味、ブーダン・ブランは色と食感がどことなく日本の蒲鉾を思わせるところがあり、懐かしくめでたい気分になりました。フォアグラは年末年始の定番ごちそうみたいです。スーパーにもたくさん並べられていました。円柱型に加工されたものは比較的安価で、10cmくらいの長さのが6ユーロくらいからありました。

シェフのムッスュー・ルコントはお茶目な人柄の方のようで、ある日は、牛肉のでっかい塊を小脇に抱えて厨房の通路を突如走りだし、「Zenya, tu connais? Rugby. (ラグビーだぞゼンヤ、知ってるか?)」とおっしゃったとか。(フランス語間違ってたらどなたか添削シルブプレ!)駄洒落もときどきおっしゃるそうで、でも外国語のジョークって難しいですよね。トガゼンがキョトンとすると、ホワイトボードに書いて説明してくださるのだそうです。

そんな素敵なルコントさんのお店「3匹の子豚」は、トゥール市内の中心を垂直に伸びる大通りRue National(ナショナル通り)でバスに乗り、ロワール川を超えて3つ目のバス停降りてスグ、左手にあります。トゥールにお越しの際はぜひお立寄りくださいませ。

0 件のコメント:

コメントを投稿