2011年3月15日火曜日

避難所の皆さんに段ボールを!

昨夜、新潟に住むトガ母よりメイルあり。

「東北大地震の避難所に、寒さ対策のために、
ダンボールを届けることを提案したいのよ。
ダンボールの箱の中に入るとかなり暖かいのを体験してるのだけど。
何か大勢の人の目に着くようなネットに載せたいのだけど、どうしたらいいのかな。」

提案文を作って送ってもらえれば、現地で救援活動をしているボランティア団体を調べてメイルすることはできますよ、とお返事して。
今朝、7団体と、ボランティア担当補佐官に任命された辻元清美さん公式サイト宛にメイルしました。

以下、トガ母の提案文です。

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避難所のみなさんにダンボールを

寒さに震えているみなさんに、ダンボールを使うことをお勧めします。
ダンボールの箱の中に入ると、とても暖かいのです。
野外の夜に私は経験したことがあります。
救援物資の入ったダンボールを活用されますように。

ダンボールは新品である必要はありません。
届けられる方は届けてあげませんか。

新潟より、応援の気持ちを送ります。 

富樫

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以下、被災地で実際に救援活動をしている、またはしていると思われるボランティア団体のリストです。
調べているうちに、翻訳のボランティアがあることも知りました。
多くの団体が、東日本大震災義援金を募集しています。

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公益社団法人 CIVIC FORCE
(代表:大西健丞)
http://www.civic-force.org

とちぎボランティアネットワーク
http://www.geocities.jp/tvnet1995/

日本災害救援ボランティアネットワーク
Nishinomiya@nvnad.or.jp

ピースウィンズ・ジャパン
(代表:大西健丞)
http://www.peace-winds.org/

レスキューストックヤード
(代表:栗田暢之)
http://rsy-nagoya.com

ADRA Japan
(代表:曽根田健二)
http://www.adrajpn.org/

グッドネーバーズ・ジャパン
(代表:窪 誠)
http://www.gnjp.org/

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恐ろしいこと悲しいこと不安なことが続く中、トガ母の元気に心打たれました。

元気だしていきましょう。

bise(ビズ)について


帰国してから3週間が経ち、久しぶりの友人と再会する機会もポツリポツリとあるのですが、懐かしい顔を見ると、抱きついたりビズをしたりしたい衝動にかられる私は、かなりフランスかぶれ、南ヨーロッパかぶれしていると、言えるのでしょうね。衝動にかられるだけで、実際にはしないんだけど。

bise [bi:z] ビーズ
(頬にする)キス
ープチ・ロワイヤル仏和辞典ー

これまで、ブラジル、スペイン、ポルトガル・・・ラテンの国を旅行したとき、このビズをする機会がごくたまにあったのですが、なんだかよくわからずアワアワしながらそれをやっていました。そのときはお互いがタコの口のようになるのだとばかり思っていたのだけど、どうやらそうではなく、ほっぺたとほっぺたをくっつけてチュ、という音をだすのが、ビズなんですね。フランスの方は、この「チュ」の音がとても大きい。このほっぺたくっつけヴァージョン以外にも、男性が女性のほっぺたにチュ、としてくれるビズもあって、スペイン人や南仏出身らしき男性のビズはこのタイプでした。

トゥールでは左右2回ずつ計4回、パリでは3回するんだよ、教えてくれた人がいましたが、数の決まりは特にないように見えました。たいてい、右の頬から左の頬へ、という順番なのですが、ときどき左からなさろうとする方がいて、そうすると、口と口がぶつかりそうになりおっとっとっと、ということになります。

友人同士に限らず、買い物をしたときやホテルのフロントなどでも、互いの心が通じ合ったとき、別れ際に握手をしたり、ビズをしたりすることがありました。触れることで、互いに1段近づくようなかんじがします。ビズの習慣、最初慣れないうちは戸惑うばかりで苦手でしたが、だんだんと好きになりました。

フランス人の明るさの秘密は、握手やビズなどのスキンシップにあるのではないかな、と思います。例えば、落ち込んでいるとき、または、あいつ超むかつく~とか思っている相手とでも、習慣的惰性的にほっぺたをくっつけて相手の体温を感じ、匂いを感じることで、ま、いっか、という気分になるのではないかと。人に触れる、ってそういう効果があるんじゃないかな、と。

とはいえ、ビズがあまり好きではないフランス人もいるようで、なぜかといえば、毎日のように会う相手ともいちいちするのが「めんどくさいから」なのだそうで、その気持ちもわかる気がします。

写真は、2月6日のロワール川。左手の陸地は中州です。沈む直前の太陽に照らされる吊り橋。はるか昔に両親が購読していた「暮らしの手帳」の中の、グリム童話だったか何だかのお話の、挿絵の影絵みたいだなあと思いました。