2010年9月21日火曜日

私のオンフルール


連休を利用してあすかちゃんが遊びに来ました。

金曜日の午前中で授業が終わる夫のトガゼンと3人で週末旅行。
抽象画の画家たちを魅了した港町、オンフルールへ。
Toursから電車とバスを乗り継いで5時間近くかかります。

ずっと楽しみにしていたのですが、2日前くらいから、体に異変が。
こ、これは、知っている、あのかんじ。
bossa 51の1枚目のレコーディングのとき初めて経験し(翌年2枚目のレコーディングのときにも!)その後も数年に1回、緊張と疲れと寒いのが重なったときにやってくる、女性に特有の病、それは・・・ぼーこーえん。

オンフルール2日目で、痛みがいよいよ悪化して病院へ。
宿のマダムが予約なしで看てくれる、英語を話すドクターがいる病院を紹介してくれました。

ぼーこーえんのフランス語と英語を辞書で調べてメモした紙を受付のマドモワゼルに見せて、私はこの病を得たのではないかと思う、と伝えると、
ああ、という表情になって、ドクターCuzinのところに行きなさい、と言う。
書類も受付番号もなし。

8畳ほどの四角い待ち合い室でしばらく待ってから、ドクターに会う。
症状を伝えると、すぐに処方箋を書いてくださり、その場で25ユーロ払う。
尿の検査はなし。
握手をして、診察室を出る。
Bonne voyage(良い旅を)と言ってくださる。

処方されたぼーこーえん用抗生剤は、スポーツドリンクみたいな、水で溶かして飲むタイプで、フルーツのような甘い味がしました。
一袋を1回だけ。日本だと3日くらい飲み続けるのに。

寝込むほど痛いぼーこーえんは初めてで、血尿がなかなか止まらなくて、恐ろしかったです。

私のオンフルールは、宿のベッドから見上げた、四角い窓に切り取られた青い空。
1時間おきに、町に2つある教会の鐘の音がステレオで聴こえました。

帰りの電車の中で、オンフルールの素敵な場所のことを、
写真の上手なあすかちゃんが写真を見せながら話してくれました。

エリック・サティ記念館は、アートとしての完成度非常に高く、
聴覚&視覚のための仕掛けが丹念に仕組まれた、かなりチャーミングな、楽しい場所のようです。

機会があったら訪れてみたいです。

世界でいちばん好きなお酒、りんごのブランデー「カルバドス」も、いろんなのを飲んでみたいです。


いま、私は桃を持っています。

J'ai la peche.

フランス語で、とっても元気です、という意味だそうです。

メルシ宿のマダム、メルシおじいちゃんドクターCuzin、
メルシあすかちゃん&夫のトガゼン。
メルシ私の健康。

みなみなさまにおかれましても、どうぞお体おだいじに、
よい秋をお過ごしください。

0 件のコメント:

コメントを投稿