2012年3月17日土曜日

亀の手



横須賀に住む友人夫婦とランチ。いいお天気。午前中の京急線の下り。ふわっとした雲がゆっくり流れていくのを窓から眺めながら、だんだん海に近づいていく。好きな人たちに会いに行く。


佐島の和食屋さん「海辺」はやっぱり前に一度行ったことがあるところだった。刺身定食1,500円。あまりの美味しさに、佐島に住みたくなる。でも、この辺りは葉山と同じで電車の便が悪く、車がないとどうにもならないらしい。まず免許、か。

お店を出て、近くの魚屋さんまでぶらぶら歩いていく。マンボウが地べたにゴロンと横になっていて驚く。カメノテを見つけた。1パック400円。カメノテに似た貝をリスボンで食べた。観光客向けっぽい店にふらっと入ってガイドブックで見たその貝を注文し、お会計のとき値段を見てあわてた。何かの間違いではないですか?とお店の人に聞いたけどやっぱりその値段だった。美味しかったけど。400円のカメノテはリスボンで食べた貝よりもかなり小ぶり。身の大きさは10分の1くらい。

海に行くと、特に晴れた日の海に行くと、体中の血管がゆるむような、肩まで風呂に浸かってはーーーっとため息が出るようなかんじになる。山下公園の海でもそうなるんだけど。やっぱり、砂浜のある海や漁港は「はーーーっ」成分の濃度が違う。もういっそのこと住んでしまえばいいのに、と思う。まず免許、か。

関口牧場というところに連れて行ってもらって、牛や羊や山羊を見ながら、匂いを嗅ぎながら、ソフトクリームを食べた。いろいろと濃厚なミルク味。そのあと、野菜の直売所にも連れていってもらって、そこではポワロを発見!1本100円。大コーフン。

カメノテは塩ゆでして、友人夫婦からお土産でもらった生ワカメもさっとゆでてホタテのお刺身や新玉ねぎとサラダにして、いただきました。茶色っぽい生ワカメは、熱湯に入れるとたちまち緑色に変わった。きれいな緑色。どちらも、磯の香り強く、海というか海水浴を食べているみたいな味。

ホワイトデー特需でいつもよりさらに帰りの遅いトガゼンにゆでたてのカメノテを食べさせたくて、待っていたんだけど、あと少しというところで寝てしまった。冷蔵庫のカメノテをすでに塩ゆでされたものと思い、そのまま生で食べたそうだ。ちゃんと一個ずつ身をはがしてマリネにして。ワカメも生のままを切って食べたそうだ。朝になってそのことを聞き、なんで起こしてくれなかったのかと逆切れ。しばらくひとりで怒っていた。トガゼンのおなかは大丈夫だった。


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